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子どもの心とからだを動かす英語の授業
  • 仕様:A5判並製
  • 296ページ
  • ISBN978-4-88359-313-2
  • 発行日:2013/01/31

子どもの心とからだを動かす英語の授業

山本玲子

定価2,200円(本体2,000円+税)

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概要

「からだが動けば心も動く。そうすれば言葉は、心とからだの両方に残る」 この視点から、小中学校での実践報告をもとに新しい英語教育の方向性を提案した。小中学校の英語授業で活用できる具体的なタスク、指導案、小中一貫シラバスを収録している。また、乳児期、幼児期、学童期における大切な言葉の体験についても述べられており、教員や学生だけでなく子どもを持つ親にも役に立つ内容となっている。

目次

プロローグ ある教室で
第1章 行事とタイアップして中学生の心を動かす
  • 1.修学旅行は最高のインプット
  • 2.子どもたちのライティングに見えた変化
  • 3.中学生の心とからだが動いた!
第2章 子どもは「心とからだ」でことばを覚える
  • 1.今,小・中学校で何が起きているか
  • 2.相手の気持ちになる…このすばらしい能力
  • 3.魔法のことば,マザリーズ
  • 4.ジェスチャーの役割と意味
  • 5.すべてのことばに共通する力-身体性
第3章 絵本を通して子どもの心とからだを動かす
  • 1.英語でも絵本の意味を理解できるのか
  • 2.からだで理解させるための読み聞かせの工夫
  • 3.意味の理解・記憶のすべてに絵本は効果あり
第4章 リズムを通して,子どもは「からだで会話する」
  • 1.からだを使う効果的な活動
  • 2.チャンツを使った会話指導の工夫
  • 3.チャンツを使った指導で会話力アップ
第5章 リズムとからだを使う活動が,小学生をどう変えたか
  • 1.ロングスパンで見守る子どもたち
  • 2.リズムとからだを使った活動の工夫
  • 3.英語を聞く時,からだが動く
  • 4.英語を話す時,からだが動く
第6章 子どもがもともと持っている「心とからだ」の力に差はあるか
  • 1.小さい頃の読み聞かせ体験
  • 2.日本語の「からだ感覚」
  • 3.日本語と英語の身体性を比べる
第7章 小学生は英語を話す時,ジェスチャーをどう活用するか
  • 1.ストーリー・リテリングの実践 
  • 2.「意味」を乗せたゆたかなジェスチャー
  • 3.子どもの語りから見えること
第8章 小学校で心とからだを動かした中学生は変わったか
  • 1.中学生は,からだより心が大きく動く時期
  • 2.中学生が,相手の心になれる力を調べる
  • 3.中学生の心が動いた時,からだは動くのか
第9章 中学生になってからでも,子どもの身体性は育つか
  • 1.中学校で身体性を育てる授業
  • 2.日常生活に見える中学生の身体性
  • 3.数字に見えない心のゆたかさ
第10章 小・中学校が一緒にできること
  • 1.小・中学校が連携すれば,子どもの心とからだを育てることができる
  • 2.小中連携のために必要なこと
  • 3.一貫カリキュラムの提案
第11章 おわりに
  • 参考文献
  • 資料 小学5・6年生,中学1年生 身体性を育てるカリキュラム
エピローグ 廊下で

著者紹介

山本玲子(やまもと れいこ)

大阪国際大学国際コミュニケ―ション学部准教授。英語科教育法を担当。関西英語教育学会(KELES)理事、小学校英語教育学会(JES)京都支部副支部長。

    【主要著書】
  • 共著『小中連携:Q&Aと実践』(開隆堂)
  • 『英語音読指導ハンドブック』(大修館書店)
  • 『京都発!英語で道案内』(東京書籍)
※発行時の奥付より

装幀