定価3,850円(本体3,500円+税)
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日本人女性の罹患数第1位である乳がんは、新聞、雑誌、テレビ番組などメディアで取り上げられる機会が多くなった。筆者は日本の診療・支援体制を踏まえ、罹患率の高いアメリカの現状を丹念に視察し、乳がん診療の懇切さと短い入院生活後のサポート体制の多様さと手厚さを見聞した。また日・米で暮らす日本人女性の病いの経験を聴きとり、その世界を比較考察した。現に乳がん治療を受けている女性たちはもとより、乳がん診療に関わる医療者や支援者にも本著書は参考になるだろう。
看護師として臨床経験8年、看護行政(滋賀県)5年。看護教育職として滋賀県立看護専門学校、滋賀県立大学看護短期大学部、岐阜県立看護大学、静岡県立大学看護学部、関西福祉大学看護学部を経て、佛教大学保健医療技術学部看護学科教授。