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改訂 みんなで楽しむ一般教養のための言語学入門1
  • 仕様:A5判並製
  • 155ページ
  • ISBN978-4-88359-359-0
  • 発行日:2019/03/22

改訂 みんなで楽しむ一般教養のための言語学入門1

-無限の文を生み出すルール-

小田 登志子

定価1,980円(本体1,800円+税)

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概要

人間はことばを使うことができるが、動物は人間のことばを使うことができない。人間のみが持つことばの生得的知識とはどのようなものか、易しく解説した理論言語学の超入門書。英語・日本語・中国語の再帰性を伴う文の他、動物の話などの楽しい話題も掲載。一般教養として言語学を学ぶ文系の学生と、海外からの留学生との共修を目指した内容。海外で日本語を学習する学生向けの読み物としても活用できる。

目次

まえがき
第1章 人間はどうしてことばが話せるの?
  • 人間はことばを持つ
  • ことばは人間のみが持つ能力
  • なぜ判断が同じなのか
  • ことばの生得説
第2章 人間のことばには構造がある
  • 構造を表す樹形図
  • どの樹形図がより妥当か?
  • あいまいな表現
  • いろいろなことばの樹形図
第3章 句構造規則
  • 節点に名前をつける
  • 構造を生む「コマンド」
  • 限られた句構造規則からできるたくさんの文
  • いろいろなことばの句構造規則
第4章 創造性を生む再帰性
  • 「振り出しに戻る」の命令
  • 「マトリョーシカ」の構造
  • いろいろなことばに見る再帰性
  • 規則によって与えられる自由
第5章 人間のことばの過去と未来
  • 二段階進化説
  • さえずりの言語起源論(String-Context Mutual Segmentation Hypothesis)
  • 統合仮説(Integration Hypothesis)
  • ことばのテクノロジー
問題の解答

著者紹介

小田 登志子(おだ としこ)

東京経済大学准教授。米コネチカット大学大学院言語学部博士課程修了(Ph.D.in Linguistics)。米コロンビア大学東アジア言語文化学部日本語教授法専攻修士課程修了(MA in Japanese Pedagogy)。米アラーム大学および中国対外経済貿易大学で日本語教育に携わった経験がある。研究分野は意味論・統語論。

    【その他の著書】
  • 『改訂 みんなで楽しむ一般教養のための言語学入門2-人間の言葉のフォーマット-』
※発行時の奥付より

装幀