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学校教育心理学
  • 仕様:B5判並製
  • 123ページ
  • ISBN978-4-88359-360-6
  • 発行日:2019/03/28

学校教育心理学

-教育現場をよりよくするために-

杉山雅宏

定価1,980円(本体1,800円+税)

在庫:あり

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概要

本書では、子どもや教育現場で支援に携わる大人にとってよりよい教育現場作りに活用できそうな知見を絞り込み、その理論的背景に教育心理学、発達心理学をはめ込むように心がけた。私たち大人が当たり前のように思っている発達的理解とはどういうことなのか、発達観とはどういうことなのか。今一度目の前の子どもと向き合うことが大切だとの思いから執筆した本書は、教育現場の課題に対する問題解決のヒントとなり得る貴重な1冊である。

目次

  • はじめに
第1章 発達の基礎理論
  • 1. 遺伝か環境か
    1. 生得説
    2. 経験説
    3. 輻輳説
  • 2. ピアジェの発達段階
    1. シェマ
    2. 認知発達段階
  • 3. ヴィゴツキーの理論
    1. 発達の最近接領域
    2. 社会・文化的価値の重視
  • 4. フロイトの性的発達理論
    1. 心的構造論
    2. 心理―性的発達
    3. 児童・生徒の適応機制(防衛機制)
  • 5. エリクソンの心理社会的発達理論
    1. 心理社会的発達理論
    2. 青年期の発達課題
  • 6. コールバーグの道徳性の発達段階説
    1. 道徳性の発達
    2. ピアジェの道徳性についての考え方
    3. コールバーグの道徳性の発達
    4. 子どもの認知能力の発達と道徳性の発達
  • トピック いじめ
第2章 学習のメカニズム
  • 1. 古典的条件づけ
    1. 古典的条件づけとオペラント条件づけ
    2. 古典的条件づけ
  • 2. オペラント条件づけ
    1. オペラント条件づけ
    2. 随伴性について
  • 3. トップダウンとボトムアップの処理
    1. トップダウンとボトムアップ
    2. 日常生活では
  • 4. 記憶に基づく人間の情報処理
    1. 記憶について
    2. 記憶の多重モデル
  • 5. 言葉で伝えられる知識と言葉で伝えにくい技能
    1. 記憶の2分類
    2. 教育場面での応用
  • 6. 一般的知識と個人に特有の記憶
    1. 人間の記憶とは
    2. 意味記憶とエピソード記憶
  • 7. 学習活動を支えるワーキングメモリ
    1. ワーキングメモリ
    2. ワーキングメモリの概念
  • トピック 学級崩壊
第3章 社会的認識の基礎
  • 1. 愛着:親子の結びつき
  • 2. 心の理論(1)
  • 3. 心の理論(2)
  • トピック 協同学習
第4章 子どもの行動と適切な援助
  • 1. やる気を生み出す指導
    1. 子どもにやる気を出させるために
    2. 「褒める」と「叱る」のバランス
  • 2. 不適応も学習されたものか
    1. 行動療法とは
    2. 行動療法各論
  • 3. 動機づけ
    1. 外発的動機づけ、内発的動機づけ
    2. 内発的動機づけを育む
  • 4. おとなの見方で子どもは変わる
  • 5. メタ認知の発達
    1. メタ認知とは
    2. 子どもの自己評価の発達
  • トピック 性同一性障害
第5章 適応の改善
  • 1. 青年期の心理的特徴の理解
    1. 青年期の心理的特徴
    2. 自我の発見
  • 2. 児童・生徒の不適応状態
    1. フラストレーション
    2. コンフリクト
    3. PTSD
  • 3. 心理療法について
  • 4. 予防的な心理療法
    1. エンカウンターグループ
    2. 構成的グループエンカウンターの実際
  • トピック 不登校
第6章 学級経営と学級集団
  • 1. 集団の種類
    1. 集団と集団凝集性
    2. 様々な集団
  • 2. 集団の特徴を把握する心理検査
    1. 集団の構造
    2. ソシオメトリック・テスト
    3. ゲス・フー・テスト
  • 3. 集団の力学
    1. 手段の力学
    2. 競争場面で
    3. 差別
  • 4. 教師と生徒の関係
    1. 教師と生徒
    2. 教師のリーダーシップについて
    3. 教師期待効果
  • 5. 児童・生徒の態度に関する評価
    1. 評価の目的
    2. 観察
    3. 聞き取り(面接)
  • 6. 教師の評価のゆがみについて
    1. 評価の困難さ
  • トピック 進路指導
第7章 心理アセスメント
  • 1. 類型論と特性論
  • 2. 様々な類型論
    1. クレッチマーの体型説
    2. シェルドンの類型論
    3. ユングの類型論
    4. シュプランガーの類型論
  • 3. 心理アセスメントとは
  • 4. 観察法
  • 5. 面接法
  • 6. 心理検査法
  • 7. 質問紙法
    1. Y-G性格検査
    2. MMPI
    3. MPI
    4. エゴグラム
  • 8. 投影法
    1. ロールシャッハ・テスト
    2. TAT(主題統覚検査)
    3. P-Fスタディ(絵画欲求不満テスト)
    4. 家・木・人テスト(HTPテスト)
    5. バウムテスト
    6. 文章完成法(SCT)
  • 9. 作業検査法
  • 引用・参考文献

著者紹介

埼玉学園大学人間学部心理学科教授。博士(心理学)。専門領域は学校臨床心理学。臨床心理士・精神保健福祉士・学校心理士スーパーバイザー・シニア産業カウンセラー。日本電話相談学会常任理事・日本人間関係学会事務局長・日本福祉心理学会理事。

※発行時の奥付より

装幀